ごあいさつ
一般社団法人 NB研究所(NBI)は、天然鉱物を主体とした経験豊富な土木技術のスペシャリストたちが集まり研究開発および次代への技術の継承を目途に設立されました。
その実績として、2011年に発災した東日本大震災に係る東京電力福島第一原子力発電所事故由来の放射能汚染対策としては、放射性セシウム汚染された廃棄物の隔離層、不透水性土壌層などにベントナイト砕石NB工法が広く活用され、国土交通省NETIS登録に至りました。
近年では、廃棄物最終処分場遮水技術においてもハイグレードかつ安全性が極めて高い工法としてベントナイト砕石NB工法を採用する自治体、民間事業者からの御用命を頂いております。
一方、福島第一原子力発電所格納容器の廃炉対策では、高比重変形追従遮水遮へい技術NBCによる格納容器からの漏水を遮水かつ遮へいに寄与する技術として、厳しい要求仕様に耐えうるIRIDを主体とする国家プロジェクト実証試験に採用され、大きな成果を挙げております。
研究部門では、信頼性の高いベントナイトの超長期的挙動について、足利大学西村友良研究室と共同研究「ベントナイト砕石NB工法の超長期的安定性に係る解析」を進めその成果をいち早く論文化、学会発表など通じその高い信頼性向上に努めております。
さらに、大きな使命である福島第一原子力発電所廃炉に係る研究については、小峯秀雄教授率いる早稲田大学創造理工学部社会環境工学科地盤工学研究室との共同研究により、弊所が考案したNBC技術の評価、概念モデルから現場施工に至るまで包括的な研究を進めております。
弊所は、今後とも次代のために技術継承と品質の確保を目途とした体系的な研究開発、技術支援および普及活動に務めて参ります。 今後ともよろしくお願い申し上げます。