NBC -Natural Blanket Clay-
近年の成果
NBCは、この3年間でIRID、TOSHIBAからの依頼を受け、画期的な成果をあげております。
その成果は、最新のIRID報告に明記されその高い信頼性、耐久性を内外に示したものであります。
NBCは、今後さらに1F廃炉課題解決を真摯に取り組み、トーラス室からの汚染水を止水する技術、デブリ取り出し環境対策技術など産学共同研究により実用化まで邁進して参ります。
NBCの技術にどうぞご期待ください。
原子炉格納容器漏えい箇所の補修技術リーフレット
■IRID報告リンク
https://irid.or.jp/wp-content/uploads/2018/06/20170000_08.pdf
※No.17~19に記述
https://irid.or.jp/wp-content/uploads/2020/09/2019007mizujyunkanjitukibo.pdf
※No.85以降に記述
福島第一原子力発電所事故における汚染水対策、格納容器内のデブリ取り出しなどに有用な技術提案を私どもは進めています。その先進な技術は、NB工法と同様、粘土を活用した不易流行な技術であります。格納容器からの汚染水を遮水および遮へいを同時に提供できる画期的な技術がNBCです。
NBC 高比重変形追従遮水遮へい技術(特許出願中)
NBCは、放射能汚染物の遮水および遮へいを変形追従材として開発されました。流動性が良く充填性に優れた「遮水、遮へい性能」を兼ね備えていることから、フォールトトラレンスの一助となる技術です。
用途:放射能汚染水貯蔵タンク、長期仮置き施設、中間貯蔵施設
性能:遮へい率 t=40cm、99.9%、t=50cm、99.99% 透水係数 k≦10-10m/s
天然鉱物を主成分としており耐久性、安全性が高い
文部科学省:福島第一原子力発電所構内環境評価・デブリ取出しから廃炉までを想定した地盤工学的新技術開発と人材育成プログラム再委託技術
NBCの特徴
1.流動性があり充填、排出が可能で設置、撤去が容易
2.遮へいと遮水が同時に機能し地震時などの変形追従性が高い
3.天然鉱物を主成分として耐久性、安全性が高く繰り返し使用可能
4.簡易プラントで製造出来るため緊急時、現場対応が出来る
5.狭隘部の遮へい、遮水への充填が容易で確実性が高い
6.NB研究所オリジナル技術による責任設計、施工
7.福島第一原子力発電所デブリ取り出し、汚染水対策などIRIDへ技術提案
福島第一廃炉提案技術
汚染水閉塞技術
■打設開始時は、地下水の流入があるが、NBCを一定量打設し、泥水圧(水頭圧)+冷却水頭圧が高くなってくると地下水側との圧力差が無くなり、バランスする
■更に打設を続けると建屋側の圧力が地下水側の圧力より大きくなり、地層側へNBCが流出する作用が働く
■建屋の亀裂が大きければNBCは地層まで流出するが、地層透水係数からその空隙径は、 NBCに含まれるバライト粒子径サイズで十分閉塞できる
粒子径s≦1/3空隙径fの場合 : surface Plugging
粒子径s ≦1/10空隙径fの場合 :deep Invasion
■不透水性の泥壁が形成されるとNBCの流出は止まると同時に地下水の流れも止まる
遮へい効果試験
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